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人による検査の課題と自動化によるメリット・デメリット

人による検査の課題と自動化による対策メリット・デメリット

近年、製造業の現場では産業用ロボットを導入し、検査工程などの自動化を推進する取り組みが一般化してきました。
検査を自動化すれば、検査ミスの削減や、後工程への不良品の流出を防ぐことができます。また、人手不足の問題解決にもつながるため、自動化を推進する工場が増加している傾向があります。
しかし、自動化にもまだまだ課題が残っているのが現状です。また、自動化装置を導入するにしてもどのようなメリット・デメリットがあるのかは、事前に知っておきたいものです。この記事では、人による検査の課題と自動化によるメリット・デメリットをご紹介していきます。

作業員による目視検査・外観検査

作業員による目視検査・外観検査

日本製の製品は品質が高く消費者からも好まれる傾向がありますが、近年、その日本製の売りでもある「品質」が低下しているといった話をよく耳にします。そんな品質低下の原因の1つでもあり、製造業で課題となっているのが、作業員による「目視検査」「外観検査」です。

現在、多くの製造業では異物混入、キズや欠けなどがないかを目視で検査を行っています。しかし、人による検査では製品異常を100%確認することができず、不良品を流出してしまうこともあります。
そのため、作業員による検査精度の向上が課題となる工場は少なくありません。そういった理由から、検査精度の高い「自動検査装置」を導入して検査工程の自動化を進める工場が年々増えています。

自動化を進める工場の増加

自動化を進める工場の増加

国際ロボット連盟によると、工場の自動化は、2011~2016年の間で平均14%ずつ増加しています。さらに、今後も工場の自動化は増え続け、2035年には平均導入率が5倍以上になることが予測されています。
というのも、近年、産業用ロボットとIT技術を組み合わせて使われる事例が多く、将来的には熟練工のような作業が可能になるといわれています。また、単純作業を人に置き換えることで、人件費の削減や人員の配置変更による人手不足の解消も期待できます。
ロボットは人とは違い、長時間の作業でも集中力が切れることがなく、一定のスピードを保った作業が可能になります。つまり、作業効率や生産性の向上を実現でき、作業員の負担軽減や残業を減らすことができます。

自動化を推進するメリット

上記では自動化の推進は製造業にとってメリットがあるとご紹介しましたが、得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?また、導入によるデメリットがあるとすれば、事前に把握しておかなければなりません。

自動化によるメリットは、主に3つあると言われています。1つ目は高精度な検査の実現、2つ目は作業員の負担軽減と人員不足の解消、3つ目は工程の時間短縮です。それでは、それぞれについて見ていきましょう。

より高精度な検査の実現

自動検査装置は作成されたプログラムによって作業を行うため、問題のある製品を確実に見分けることができ、仕分けを行うことが可能になります。そのため、人による作業に比べて高精度かつ素早い検査を実現できるようになり、品質を保つことができます。
また、作業員による検査は属人性が高く、人によって判断基準にズレが生じてしまう場合があります。しかし、自動検査装置であればズレを最小限にし、規格に基づいたより正確な検査が可能になります。

人材不足の解消や作業員の負担軽減

工場の自動化には産業用ロボットの導入が必要不可欠になります。産業用ロボットは作業員に代わってさまざまな作業を行い、製造業で課題となっている人材不足を解消できるといわれています。さらに、工程によっては重たいものを運ぶ作業もあり、作業員にかかる負担が課題となっていることもあります。しかし、自動化を導入してそうした作業をロボットに行わせることで、作業員の負担を大幅に軽減できるといったメリットもあります。
また、導入コストはかかるものの、一度動作を開始してしまえばランニングコストはそれほど高くないため、人件費削減の効果があることもメリットの1つです。

作業にかかる時間の短縮

人が行う作業はどうしてもムラが発生してしまいます。このムラにより作業時間が長引いていしまい、残業時間が増えてしまう工場もあるかと思います。しかし、自動検査装置であれば一定のスピードと品質を保ったまま検査が可能になるため、作業時間の短縮や時間あたりの検査数の向上が期待できます。

導入することによるデメリット

自動化推進には様々なメリットがありますが、同時にデメリットが存在することも忘れてはいけません。次にご紹介するのは自動化によるデメリット。これらを把握した上で自動化を進めなければ、別の問題や課題が発生してしまう恐れがあります。

ティーチングマン不足

産業用ロボットを使った自動化には、ロボットの現地導入や、動作を記憶させるティーチングという業務を行う「ティーチングマン」の存在が欠かせません。そのため、自社の作業員をティーチングマンへと育成する、または外注してティーチングマンを確保しなければなりません。
しかし、ティーチングマンの育成には数年はかかると言われています。さらに、近年の自動化推進によりティーチングマン不足が問題となっているおり、希望した時に人材が確保できなかったり、膨大なコストが必要になる場合もあります。

専用設備を整える必要がある

自動検査装置導入するには設置スペースを確保しなければなりません。作業スペースや通路の狭い工場への導入は難しく、希望どおりの装置を設置できない可能性もあります。さらに、導入したロボットによっては作業現場の安全性を確保するための設備を整えなければならないので、装置とは別にコストがかかってしまいます。

検査の自動化による新たな課題と解決策

検査の自動化による新たな課題と解決策

検査の自動化にはさまざまなメリットがあります。しかし、ただ産業用ロボットを導入してもティーチングができる人材が在籍していない、ワークにズレが生じるといった新たな課題が浮上しています。

検査の自動化にはさまざまなメリットがあります。
しかし、その一方でまだまだデメリットが多いのも現実。
従来の検査装置では実現できなかった自動検査は、もしかしたら産業用ロボットとリンクウィズのソフトウェアで解決することができるかもしれません。

導入から運用に関することも専門的な知識と経験豊富なエンジニアが対応いたします。もし検査の自動化などでお悩みであれば、ぜひご相談ください。

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