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COLUMN

ロボットと人は協働する!リンクウィズが考える未来の生産現場とは

産業用ロボット市場は毎年成長!検査や加工で導入が進む理由

ここ数年、5GやAI、ビックデータなど、新しいテクノロジーや言葉が生まれ、遠い未来の話だと思っていたことが徐々に現実のものとなってきました。
そして、これらの技術革新は現在多くの課題を抱えている生産現場に変化のキッカケをもたらそうとしています。これを危機と捉えるか、チャンスと捉えるかで5年後、10年後の企業価値は大きく変わってきます。
では、実際にどのような変化が起きるのか。そして、完全自動化された生産現場では、人はいらなくなってしまうのか?この記事では、私たちリンクウィズが考える「未来の生産現場」をご紹介いたします。

ロボットが自ら考え移動し、生産量をコントロールする工場

ロボットが自ら考え移動し、生産量をコントロールする工場

現在の生産ラインはベルトコンベアで繋がり物が流れていく作りになっています。この仕組みの問題点は、場所ごとに生産量をコントロールできないことです。たとえば、部品を取り付けていく工程のうち、10秒で終わる工程と1分かかる工程があったとします。当然ながら、同じ時間軸で動くベルトコンベア式だと遅い工程に合わせてラインを動かさなければいけません。
これは極端な例ですが、現在の生産現場はベルトコンベアベースで設計されており、生産性や効率を突き詰めていくには限界があることがわかります。

では、どうしたらいいのでしょうか?未来の生産現場では、ベルトコンベアベースの生産ラインがなくなり、ロボットが自ら移動し生産を進める時代になるのではないかと私たちは考えています。手の空いているロボットが時間のかかる工程に自ら移動し作業を行う。この生産方式はでは工場内全てのロボットが稼働している状態を作れるため稼働率がよく、さらに少量多品種の生産にも適しています。
これからの時代、あらゆる場面でロボットが自ら考え、自走し作業を行う社会が訪れるのは間違い無いでしょう。

欠かせないIoT化

現在、リンクウィズではロボットのティーチングデータ自動補正ツール「L-ROBOT」と、3Dロボット検査システム「L-QUALIFY」の開発と販売を行っています。これらは、3Dスキャナを取り付けた産業用ロボットをリンクウィズ独自のソフトウェアで動作させるシステムです。検査や製造現場で人の手が極力かからない、信頼できる技術の提供を目指しています。

ただ、これだけではロボットが自走する工場は実現できません。そこで、重要になるのが、IoTや5Gと言ったテクノロジーです。生産技術などに関わる人なら、IoTや5G、インダストリー4.0、スマートファクトリーといった言葉を耳にしたことがあると思います。これらの言葉は、今後の生産現場を語る上で非常に重要な要素であり、リンクウィズが見据える未来においても同じことが言えます。

たとえば、IoT(Internet of Things)。IoTとは、モノがインターネットに接続されることを意味します。生産現場ではセンサーと通信機器を有したモノを導入することで、できることは3つにわけられます。

  • モノを操作する
  • モノの状態を知る・情報を取得・収集する
  • モノとモノをつなぐ

モノを操作する

これは文字通り、機器を遠隔操作できるようになるということです。たとえば、日本にいて韓国や中国、ブラジルなどの生産機器を動かせるようになります。

モノの状態を知る・情報を取得・収集する

ロボットについたセンサーや工場のカメラなどを活用することで、遠隔監視やデータの取得・収集ができるようになります。例えば、産業用ロボットにセンサーを取り付けることで、リアルタイムでの稼働状況の確認が行えたり、収集したデータを分析することで不良品発生の原因を迅速に特定できるようになります。

モノとモノをつなぐ

IoTをつかってモノとモノを接続しデータを双方向で通信できるようになります。これにより「工場のカメラで取得したデータをロボットに送り、空いているラインにロボットが自動で移動する」といったことも可能でしょう。また、ロボット同士が直接データのやり取りをすることで、より密に連携できるようになります。

こうしたロボットのIoT化は徐々に進んでおり現実のものとなっています。例えばアメリカの自動車メーカー「テスラ」の車は4G回線を使いインターネット経由で定期的にソフトウェアのアップデートが行われます。従来のようにわざわざディーラーに行くことなく、どこでも最新のソフトウェアにアップデートできるのもIoTの大きなメリットと言えるでしょう。

ただ、一部のロボットをIoT化するだけではメリットが少なく、工場内全ての設備をインターネットに接続できるように今後を見据え、今から導入を進めていく必要があります。

その先にある5G社会

その先にある5G社会

工場の設備を単にIoTに対応させるだけでは真のスマートファクトリーとは言えません。工場内を自由にロボットが行き来するためには、有線接続ではなく無線で接続される必要があります。特に、5Gの出現により通信速度や接続台数が飛躍的に伸び、リアルタイムでの大容量データ通信が可能になりました。

日本では2020年3月にソフトバンクが5Gのサービスをスタートさせましたが、現時点では、5Gに対応しているスマホはごくわずかであり、サービスの提供エリアも限られています。ソフトバンクによると、2021年までに人工カバー率90%を目指しているとのことです。
今後、私たちが思っている以上に加速度的にインフラの整備は進んでいきそうです。この5Gが整備されることで、世界中のデータを遅延なく閲覧したり、遠くの機器をほぼリアルタイム操作すると言った、今まででは考えられないスピードであらゆるデータやツールにアクセスできるようになると言われています。

生産現場における人の役割はどのように変わるのか?

生産現場における人の役割はどのように変わるのか?

IoTや自動ロボットの導入で人は生産現場に必要なくなってしまうのでしょうか? 結論から言うと、人が必要でなくなることはありません。

私たちリンクウィズは「人とロボットが協働する工場」を目指しています。繰り返し精度が求められるような作業や24時間稼働し続けるようなラインなど、単純な作業は全てロボットに置き換えたほうがいい場合もあります。だからと言って、人が行う仕事がなくなることはありません。人にしかできない仕事は必ず存在し続けます。自動化=省人化・無人化ではなく「自動化によって人の働き方を変え、人はロボットやAIではできない、より高度な仕事を行なう」というのがリンクウィズの考える未来であり、常に人を中心に物事を考えています。
また、最近は人材不足や後継者不足で悩んでいる企業が数多くあります。「職人の技」が継承されず、失われてしまうことは絶対に避けなければなりません。こうした技術の継承においても、ロボットやシステムで引継ぎ、後世に残していくことが製造業や日本のためにも重要だと私たちは考えています。

「自動化が進めば進むほど、人がいらなくなる、仕事が奪われる」これは近年よく言われることですが、実際は人が現場からいなくなることはなく、人と一緒にロボットが働く未来が必ず訪れるはずです。そのために、IoTや5Gといったテクノロジーをうまく活用し、新しい生産現場を一緒に作っていければと常に私たちは考えています。

ロボットの導入やロボットの活用について興味がある方は、いつでもリンクウィズにご相談ください。

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